首のいぼはこんな皮膚にできる!

首のいぼはどんな皮膚にできやすいのでしょうか?

まず、首のいぼはウイルスが原因となってできるウイルス性疣贅(ゆうぜい)と、加齢による皮膚のターンオーバーの遅れが原因となってできる老人性イボとに大きく分かれることを知っておいてください。

ウイルス性疣贅と老人性イボは異なる原因でできるいぼですが、皮膚が異常な状態の時にできやすいという点は共通しています。

逆に考えると、皮膚が健全な状態であれば、ウイルス性疣贅であれ老人性イボであれ、予防できる可能性が高いと言えるかもしれません。

ここではウイルス性疣贅と老人性イボはどのような皮膚にできやすいのか、また病院での代表的な首のいぼの治療法、ウイルス性疣贅と老人性イボの予防法についてまとめていますので、ぜひ参考にしていただければと思います。

ウイルス性疣贅ができやすい皮膚の状態とは?

ウイルス性疣贅ができやすい皮膚の状態とは

ウイルス性疣贅は、ヒト乳頭腫ウイルス(HPV)と呼ばれるウイルスに感染することでできるいぼです。

皮膚の微小な傷からウイルスが侵入し、感染することでウイルス性疣贅ができるとされています。

そのため、以下の状態にある皮膚は、ウイルス性疣贅ができる可能性が高いと言えるでしょう。

  • 傷がある皮膚
    上記で説明した通り、ウイルス性疣贅は皮膚の微細な傷から侵入し、感染することでできます。つまり、傷がある皮膚はウイルス性疣贅ができやすい状態にあるのです。皮膚に傷がある時に温泉やプールに入ったり、不衛生なタオルなどを使用することは避けたほうが良いかもしれません。

  • 免疫力が落ちている皮膚
    ウイルス性疣贅は、皮膚の微細な傷からウイルスが侵入し、感染してできることは説明した通りですが、免疫力が高ければ、ウイルスを撃退できる可能性があります。逆に免疫力が落ちている皮膚はウイルスに抵抗する力が弱まっているため、ウイルス性疣贅ができやすい状態にあると言えるでしょう。

ウイルス性疣贅についてはこちらで詳しく説明していますので、ぜひチェックしてください。

⇒「首のウイルス性いぼの原因と症状は?治療法はこれだ!」

ウイルス性疣贅の代表格「尋常性疣贅」とは

ウイルス性疣贅にもさまざまな種類がありますが、代表的なウイルス性疣贅は、尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)です。

尋常性疣贅はHPV(ヒト乳頭腫ウイルス)2/27/57が原因となってできるウイルス性のいぼであり、最も一般的ないぼとも言えます。

小さな傷口からウイルスに感染するため、外部にさらされ、傷がつきやすい皮膚にできるケースが多いようです。

治療が困難?「難治性いぼ」とは?

難治性いぼとは、その名の通り治療が困難なウイルス性いぼのことです。

角質が厚い皮膚にウイルス性いぼができると、芯を取り除くために厚い角質を削っていかなければなりません。

そのため、治療が困難となり、難治性いぼと呼ばれるようになるのです。

難治性いぼは通常の治療法で完治しない可能性があるため、病院の皮膚科でしっかり診察してもらい、時間をかけて治療していくことになります。

老人性イボができやすい皮膚の状態とは?

老人性イボができやすい皮膚の状態とは

老人性イボとは、加齢によって皮膚のターンオーバーに乱れが生じ、古い角質が蓄積することでできるいぼです。

古い角質が蓄積するとシミのようになり、それが紫外線などの刺激にさらされることで盛り上がり、老人性イボになります。

ウイルス性いぼとは違い、他の皮膚に感染することはないため、そのまま放っておいても特に大きな問題にはなりません。

ただ、首など目立つ皮膚にできるケースが多いため、見た目が気になる方は治療しても良いでしょう。

ちなみに、老人性イボは脂漏性角化症とも呼びます。

老人性イボができやすいのは、以下のような皮膚です。

  • 敏感肌の皮膚
    敏感肌の皮膚は外部からの刺激に弱いため、老人性イボができやすいと言われています。老人性イボは年齢が高い方ほどできやすいとされていますが、年齢が若くても、敏感肌の皮膚であれば老人性イボができる可能性はあります。

  • ターンオーバーが遅れた皮膚
    上記で説明したように、皮膚のターンオーバーが遅れと老人性イボができる可能性が高くなります。皮膚のターンオーバーは年齢を重ねるにつれて遅れてしまいますが、生活習慣や食事の栄養バランスを見直すことが大切です。また、サプリメントや皮膚に栄養を与える美容クリームを使用するのも良いかもしれません。

  • 刺激を受けやすい状態にある皮膚
    古い角質が蓄積し、紫外線や衣服・アクセサリーの擦れなどで刺激を受けると、老人性イボになってしまいます。露出する機会が多く、衣服やアクセサリーなどで擦れることが多い首の皮膚は特に老人性イボができやすい部位と言えるかもしれません。
老人性イボについてはこちらで詳しく説明していますので、ぜひチェックしてください。

⇒「首の老人性イボの原因と症状は?治療法はこれだ!」

スキンタッグとは?

スキンタッグとは1~3mm程度の大きさで、茶褐色の小さないぼです。

単独でできるケースは少なく、一度にたくさんできることが多いとされています。

スキンタッグは老人性イボの一種であり、年齢が高いほどできやすいと言われていますが、20代でもできることがあり、放っておくといぼが大きくなってしまう可能性がありますので、早めに治療したほうが良いでしょう。

一般的な老人性イボと同じく、スキンタッグも紫外線や衣服などの擦れによる刺激によってできると考えられてます。

首元にできると見た目を損ねてしまいますし、ネックレスなどのアクセサリーがひっかかり、炎症を引き起こしてしまうこともありますので、ご注意ください。

首のいぼの病院での治療法

首のウイルス性いぼと老人性イボは、病院で治療することができます。

では、病院ではどのような治療法が用いられているのでしょうか?

以下、病院の皮膚科で行われている主な治療法を紹介したいと思います。

液体窒素療法

液体窒素療法

液体窒素療法は、-196度という超低温の液体窒素でいぼの細胞を凍結死させ、除去する治療法です。

凍結療法と呼ぶこともあります。

治療時は強い痛みを伴いますが、治療効果は高く、いぼを芯から取り除ける可能性が高いとされています。

液体窒素療法についてはこちらで詳しく説明していますので、ぜひチェックしてください。

⇒「首のいぼ 液体窒素療法で治る?治らない?」


液体窒素療法の治療期間

液体窒素療法で首のいぼを治療する場合、1~2週間に1度のペースで病院で治療してもらい、治療期間は少なくとも3カ月程度に及びます。

ウイルス性いぼの芯は皮膚のターンオーバーと共に徐々に浮き上がってくるのですが、皮膚の表面に出てきた時にいぼの芯を除去して治療完了となります。

液体窒素療法の治療費

液体窒素療法の治療費用は、いぼの大きさや個数などによって差がありますが、1回の治療で1000円程度とされています。

1~2週間に一度のペースで皮膚科に通い、3ヶ月程度治療を続けることになりますので、治療費用はトータルで1万2000円程度を見込んでおくと良いかもしれません。

なお、液体窒素療法は保険が適用されます。

液体窒素療法で跡は残らない?

液体窒素療法(凍結療法)では、超低温の液体窒素をいぼの細胞に正確に塗布することが重要です。

もし周囲の皮膚にも塗布した場合、その皮膚の下にある細胞が壊死し、黒ずんだ跡が残ってしまう可能性があります。

そのため、どの病院で治療するかということが大きなポイントとなるでしょう。

また、治療後にかさぶたができますが、かさぶたは皮膚が正常な状態に戻ろうとしている証明です。

かさぶたを無理やり剥がしたり、患部を紫外線などにさらしてしまうと跡が残ってしまう可能性がありますので、病院の先生の指示に基づき、皮膚を保護するよう努めましょう。

レーザー治療

レーザー治療

レーザー治療は、炭酸ガスレーザーなどをいぼの細胞に照射し、焼き切る治療法です。

治療時には局所麻酔が使用されるため、液体窒素療法(凍結療法)のように強い痛みを感じることはほとんどありません。

ちなみに、多くの病院の皮膚科は局所麻酔を注射で打つようですが、最近ではクリームタイプの局所麻酔を使用している美容クリニックなどもあるようです。

レーザー治療についてはこちらのページで詳しく説明していますので、ぜひチェックしてください。

⇒「首のいぼ 炭酸ガスレーザー治療で治る?治らない?」

レーザー治療の治療期間

レーザー治療の治療期間は、治療後の皮膚に何も問題が起きなければ、10~14日程度となります。

レーザー治療を受けてから自宅で経過を観察し、10~14日後に病院で診察してもらって治療完了です。

自宅での経過観察時に痛みやかゆみを感じた場合、患部が化膿している可能性がありますので、必ず病院で診察してもらってください。

レーザー治療の治療費

レーザー治療の治療費は、いぼの大きさや個数、病院によって差がありますが、いぼを1個治療する場合、1万円程度を見込んでおくと良いでしょう。 液体窒素療法の治療費と比較すると高めですが、これは保険が適用されないためです。 レーザー治療は全額自己負担となりますので、ご注意ください。 ちなみに、レーザー治療と他の治療法を併用することがあります。

レーザー治療で跡は残らない?

レーザー治療は、跡が残りにくいとされています。

ただし、かさぶたができている時に強い刺激を加えるなどすると跡が残ってしまう可能性があるため、十分注意しましょう。

治療後は患部を保護し、刺激を加えないことが、跡を残らせないための大きなポイントになります。

服用薬(ヨクイニン)

服用薬(ヨクイニン)

首のいぼは液体窒素やレーザー療法で治療することが多いですが、服用薬をあわせることもあります。

服用薬として一般的に用いられているのは、ヨクイニンです。

ヨクイニンはハト麦の皮を剥いた種子で、免疫力を高める作用があります。

つまり、免疫細胞を活性化させることにより、いぼを自然に除去していくというわけです。

軽度のいぼであればヨクイニンだけで治療できる可能性があり、また凍結療法やレーザー治療などと併用されることもあります。

液体窒素療法やレーザー治療のように外部から治療するのではなく、内部から治していく治療法になりますので、身体に余計な負担がかかることはありません。

ヨクイニン薬の治療期間

ヨクイニン薬の治療期間には個人差がありますが、少なくとも3ヶ月間は見ておくべきでしょう。

3カ月間は毎日ヨクイニン薬を服用することになりますが、人によっては治療期間が半年から1年程度かかることもあるようです。

ヨクイニン薬の治療費

ヨクイニンエキス薬の治療費は、1万円程度を見ておくと良いでしょう。

ヨクイニン薬単独で治療するのであれば、少なくとも3ヶ月間はヨクイニン薬を購入し続けることになります。

ヨクイニン薬は病院の皮膚科で処方してもらえる他、ドラッグストアや薬局、ネット通販でも購入可能です。

ヨクイニン薬で跡は残らない?

ヨクイニン薬による首のいぼの治療法は、跡が残りにくいと言えるでしょう。

なぜなら、液体窒素療法やレーザー療法のように外部から治療するのではなく、人間の自然治癒能力を利用して治療するためです。

治療期間が長いというデメリットはありますが、より自然な治療を求める方にはおすすめの治療法となっています。

首のいぼの予防は健全な皮膚から始まる!

首のいぼの予防は健全な皮膚から始まる

いぼを治療・予防するためには、皮膚を健全な状態にキープすることがポイントのひとつと言えるでしょう。

皮膚が健全な状態であれば、ウイルス性いぼはもちろん、老人性イボの予防にもつながるかもしれません。

皮膚が健全で、免疫細胞が活性化されていれば、いぼの原因となるウイルス感染を予防できる可能性があります。

また、皮膚のターンオーバーが正常であれば、古い角質が自然に剥がれ落ち、老人性イボの予防になるでしょう。

では、どうすれば皮膚を健全な状態に保てるのでしょうか?

大事なのは、規則正しい生活を送る、栄養バランスのとれた食事を摂るということです。

  • 規則正しい生活を送る
    生活習慣が乱れていると、皮膚のターンオーバーに悪影響をおよぼしてしまいます。「寝不足で肌荒れが気になる」という声を聞いたことがある方も多いと思いますが、生活習慣の乱れは肌の老化につながると考えられていますので、規則正しい生活を送るよう心がけましょう。

  • 栄養バランスのとれた食事を摂る
    栄養バランスのとれた食事は、健全な皮膚につながります。栄養バランスがとれていないといぼができやすい皮膚になってしまうのはもちろん、肌荒れの原因ともなりますので、健全な皮膚を保つためにも食生活を見直してみてください。

  • 正しいスキンケア
    特に老人性いぼの予防につながると思われるのが、正しいスキンケアでしょう。老人性いぼを予防するには、肌のターンオーバーを整え、古い角質を溜めないことが大切です。忙しい時などはついついさぼりがちですが、美肌を保つためにも毎日のスキンケアにも力を入れてください。

健全な皮膚作りにはヨクイニンがおすすめです!

健全な皮膚作りにはヨクイニンがおすすめです

ハト麦の皮を剥いだ種子であるヨクイニンは、いぼの治療薬として用いられていますが、免疫細胞を活性化させたり、皮膚のターンオーバーを整える作用が期待できると言われています。

そのため、ヨクイニンエキスを配合した美容クリームや化粧品なども販売されており、美肌を求めるたくさんの女性に好評のようです。

美肌作りには細胞の力を高めることがとても重要ですので、ぜひヨクイニンを試してみてください。

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